庚申昆布(読み)こうしんこんぶ

精選版 日本国語大辞典 「庚申昆布」の意味・読み・例文・類語

こうしん‐こんぶカウシン‥【庚申昆布】

  1. 庚申昆布〈摂津名所図会〉
    庚申昆布〈摂津名所図会〉
  2. 〘 名詞 〙 ( 「こうしんこぶ」とも ) 江戸時代大坂の四天王寺庚申堂の門前土産(みやげ)として売った昆布。庚申の日にこの堂に参詣すると諸願のうち一つはかなうという俗信があった。こうしんのこんぶ。
    1. [初出の実例]「庚申こんぶ、下寺町の白酒なんどは、いつの間に仕にせし事やらん」(出典:評判記・富貴地座位(1777)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android