度脱(読み)どだつ

精選版 日本国語大辞典 「度脱」の意味・読み・例文・類語

ど‐だつ【度脱】

  1. 〘 名詞 〙 仏語煩悩の迷いを脱して、悟りの彼岸に到ること。また、世の人々を迷いから救い出して悟りの世界に入らせること。
    1. [初出の実例]「云仏云経。計微塵劫以度脱。一香一色」(出典本朝文粋(1060頃)一三・為盲僧真救供養率都婆願文〈大江匡衡〉)
    2. [その他の文献]〔法華経‐如来寿量品〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android