日本歴史地名大系 「座波村」の解説 座波村ざーふあむら 沖縄県:沖縄島南部糸満市座波村[現在地名]糸満市座波(ざは)潮平(すんじや)村の東に位置し、東は賀数(かかじ)村。両村をザー・カカジと併称する。ザーファ村・ザー村とよぶ。集落は古島(ふるじま)とよばれるところにティンジョーヤイチ(天井屋敷)・ナカシヤイチ(仲添屋敷)・イサドーヤイチ(伊舎堂屋敷)が散在したが、のちに移転統合されたと伝わる。古島には屋敷跡が拝所となって残る。絵図郷村帳・琉球国高究帳に島尻兼城(しまじりかにぐすく)間切座波村、「琉球国由来記」には兼城間切座波村とみえる。同間切の主邑で、高究帳によると高頭二一三石余、うち田一二四石余・畠八八石余。間切集成図には馬場の南に集落が描かれる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報