座隠(読み)ざいん

精選版 日本国語大辞典 「座隠」の意味・読み・例文・類語

ざ‐いん【座隠】

〘名〙 碁を打つこと。囲碁。碁をうちはじめると、居ながらにして隠遁するところからいう。
菅家文草(900頃)二・山家晩秋「数局囲碁招坐隠」 〔世説新語巧芸

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「座隠」の意味・読み・例文・類語

ざ‐いん【座隠/×坐隠】

《「世説新語」巧芸の「王中郎、囲碁いごを以て坐隠とす」から》碁を打つこと。囲碁は座したまま隠遁できるという気持ちでいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android