建値(読み)タテネ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「建値」の意味・わかりやすい解説

建値
たてね

生産業者が卸売業者に示す販売価格。鉄鋼パルプセメントなど、寡占化の進んだ業界に代表的にみられる。しかし、実際の取引がすべて建値で行われるわけではない。通常、コスト・プラス方式(生産費+適正利潤)で設定される。取引所での売買の約定値段も建値という。取引所で取引される商品は、建(たて)とよばれる一定数量(例、大豆60キログラム)を基準に値段を表示するためである。

[森本三男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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