建造保険(読み)けんぞうほけん(その他表記)builders' risks insurance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「建造保険」の意味・わかりやすい解説

建造保険
けんぞうほけん
builders' risks insurance

新造船舶の建造中に生じる損失担保するための保険で,船舶建造保険,造船保険ともいう。保険の契約者は造船所であるが,保険の目的には造船所所有の建造中の船舶と当該船舶の建造材料のほか船主支給による資材をも含む。通常は起工の時点から付保され,進水,引渡しまでを保険期間とし,担保する危険は火災洪水転覆や進水,試運転時における沈没座礁衝突など海陸両面にわたってかなり広範囲である。保険価額は造船契約価額を下回らないのが一般的である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む