…(1)古代・中世の近江の豪族。1074年(承保1)の長命寺文書に奥島荘押領使建部氏と見えるのが初見。神崎郡建部荘(現,滋賀県八日市市)を本拠とする。鎌倉前期愛智(えち)郡鯰江(なまずえ)荘下司を一族と争った建部入道西蓮の本姓は紀氏。西蓮は近江守護佐々木氏に従い,六角(佐々木)泰綱の乳父として家中にはぶりをきかせたらしい。下って建部蔵人胤泰があり,佐々木定頼に仕えた。また1544年(天文13)連歌師宗牧が東国歴覧の途中建部源八を訪ね,その父建部左馬允の死を弔い菩提寺妙園寺で追善の連歌会を催している。…
※「建部政長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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