建部政長(読み)たけべ まさなが

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「建部政長」の解説

建部政長 たけべ-まさなが

1603-1672 江戸時代前期の大名
慶長8年生まれ。建部光重の3男。8歳のとき摂津尼崎(兵庫県)の郡代をつぐ。大坂の陣で尼崎城をまもった功により元和(げんな)元年1万石をあたえられ,3年播磨(はりま)(兵庫県)林田藩主建部家初代となった。寛文12年4月18日死去。70歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の建部政長の言及

【建部氏】より

…(1)古代・中世の近江の豪族。1074年(承保1)の長命寺文書に奥島荘押領使建部氏と見えるのが初見。神崎郡建部荘(現,滋賀県八日市市)を本拠とする。鎌倉前期愛智(えち)郡鯰江(なまずえ)荘下司を一族と争った建部入道西蓮の本姓は紀氏。西蓮は近江守護佐々木氏に従い,六角(佐々木)泰綱の乳父として家中にはぶりをきかせたらしい。下って建部蔵人胤泰があり,佐々木定頼に仕えた。また1544年(天文13)連歌師宗牧が東国歴覧の途中建部源八を訪ね,その父建部左馬允の死を弔い菩提寺妙園寺で追善の連歌会を催している。…

※「建部政長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android