元和(読み)ゲンナ

日本の元号がわかる事典の解説

げんな【元和】

日本の元号(年号)。江戸時代の1615年から1624年まで、後水尾(ごみずのお)天皇の代の元号。前元号は慶長(けいちょう)。次元号は寛永(かんえい)。1615年(慶長20)7月13日改元。後水尾天皇の即位にともない行われた(代始改元)。また、大坂の役などの戦乱を理由として行われた(災異改元)。「元和」は唐の憲宗(けんそう)の時代の元号(806~820年)で、徳川家康の意向により採用されたもの。元和年間の江戸幕府の将軍は徳川秀忠(ひでただ)(2代)、徳川家光(いえみつ)(3代)。改元直前の1615年(元和1)4月に大坂夏の陣が始まり、5月8日に大坂城が落城、豊臣氏は滅亡した。以後、泰平が続くが、これを「元和偃武(えんぶ)」という。同年7月、江戸幕府は「武家諸法度(ぶけしょはっと)」とともに「禁中並公家諸法度(きんちゅうならびにくげしょはっと)」を制定して朝廷に介入し、改元ならびに元号に関する規定も盛り込んだ。これ以降、明治維新まで改元や元号制定は朝廷が提案し、幕府の認可を受けて行われるようになる。

出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

げんな ゲンワ【元和】

(「げんわ」の連声(れんじょう)) 江戸初期、後水尾天皇の代の年号。慶長二〇年(一六一五)七月一三日代始により改元。唐の憲宗の年号にならったという。二代将軍徳川秀忠、三代家光の時代。元和一〇年(一六二四)二月三〇日寛永と改元。
[補注]現在は普通「げんな」と訓むが、古くは「げんわ」と訓まれた例が多い。

げんわ【元和】

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