廻村
まわりむら
[現在地名]豊玉町廻
唐洲村の北、浅海大口の北部に突き出た唐洲半島の北東部にあり、西面の朝鮮海峡に臨む。府中(現厳原町)から海路一二里で、古くは唐洲の属里であったという(津島紀事)。「海東諸国紀」に「麻吾里浦二十余戸」とあるのが当地とされる。文明一五年(一四八三)三月一三日の峰五郎左衛門公事地注文(仁位郷判物写)に「まわり さへもん七郎」とみえ、峰五郎左衛門の公事地である「ミなのさへの神本」「をしのくま」「たゝこへのはたけ」など五ヵ所が左衛門七郎に与えられている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 