弁慶洞(読み)べんけいどう

日本歴史地名大系 「弁慶洞」の解説

弁慶洞
べんけいどう

本別町の中心市街地から北東へ本別川沿いに約二・五キロさかのぼった同川右岸(北岸)の標高約二八五メートルの山崖面にある。河水浸食によって生じた高さ・幅・奥行とも十数メートルの洞窟地層は新第三紀鮮新世の本別層で、礫岩砂岩互層からタカハシホタテ、キララガイオオノガイの貝化石のほか底生有孔虫化石を産出する。ポンベツコタンの伝承によると、この洞窟から本別川対岸のサマイクルカムイサンテ(現在義経山と通称)にかけての一帯をサマイクルカムイにまつわる聖地とし、サマイクルを源義経に結び付け、サマイクルカムイサンテを義経の居館、弁慶洞をカムイチャチャポルとよんで弁慶以下七名の住居という伝承を残している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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