本別町(読み)ほんべつちよう

日本歴史地名大系 「本別町」の解説

本別町
ほんべつちよう

面積:三九一・九九平方キロ

昭和八年(一九三三)五月中川なかがわ郡本別村が町制を施行して成立。十勝支庁の東部地域のほぼ中央に位置し、北は足寄あしよろ足寄町、西は河東かとう士幌しほろ町・上士幌かみしほろ町、南は十勝郡浦幌うらほろ町と中川郡池田いけだ町、東は釧路支庁管内白糠しらぬか郡白糠町に接し、十勝支庁管内の東境の一部をなす。町域の中央を北から南へ十勝川の支流利別としべつ川が大きく蛇行しながら流れ、その沿岸の谷底低地には、鉄道、道路、主要な集落などが立地する。谷底低地の東方には白糠丘陵が連なり、西方は十勝台地の一部。白糠町境にあるウコタキヌプリ(七四五メートル)が最高地点で、上士幌町境の居辺おりべ(四二七・六メートル)が西部台地で最も高い。ほかに標高が五〇〇メートルを超える峰はあるが無名で、利別川支流本別川南岸の義経よしつね(二九四メートル)が唯一山名をもっている。川は白糠丘陵を浸食してペンケ仙美利せんびり川・パンケ仙美利川・本別川が、十勝台地を浸食する美里別びりべつ川・蘭辺らうんべ川・美蘭別びらんべつ川・押帯おしよつぷ川などが流れ、いずれも利別川に合流する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「本別町」の意味・わかりやすい解説

本別〔町〕
ほんべつ

北海道南東部,利別川中流域にある町。 1933年町制。地名はアイヌ語ポンペツ (小川の意) に由来石狩山地白糠丘陵が町域の大部分を占め,林業と合板,チップなどの木材加工業が主産業。農業河谷酪農とジャガイモ,豆類などの栽培が行なわれ,南部の勇足 (ゆうたり) に製糖工場が立地する。利別川に沿って国道 242号線が通る。面積 391.91km2人口 6618(2020)。

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