弄くり回す(読み)イジクリマワス

デジタル大辞泉 「弄くり回す」の意味・読み・例文・類語

いじくり‐まわ・す〔いぢくりまはす〕【弄くり回す】

[動サ五(四)]
指先で、しきりに触ってもてあそぶ。「ペンダントを―・す」
はっきりした方針目的もなく、物事にいろいろ手を加える。「法案を―・して骨抜きにする」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弄くり回す」の意味・読み・例文・類語

いじくり‐まわ・すいぢくりまはす【弄回・弄廻】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 指先でやたらになでたりひねったりする。また、収集物や器械などをなぐさみにもてあそぶ。
    1. [初出の実例]「あれのこれのといぢくり廻したりした」(出典:田舎教師(1909)〈田山花袋〉五三)
  3. はっきりした方針や目的もなく、物事にあれこれとやたらに手を入れて変えたり、動かしたりする。
    1. [初出の実例]「多くの藪医者の手にかけていぢくり廻し」(出典:明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎〉大正八年夏の世相)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む