弄花(読み)ロウカ

デジタル大辞泉 「弄花」の意味・読み・例文・類語

ろう‐か〔‐クワ〕【弄花】

花をもてあそぶこと。
花札でかけ事などをすること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弄花」の意味・読み・例文・類語

ろう‐か‥クヮ【弄花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 花をもてあそぶこと。
    1. [初出の実例]「ひとへに弄花酔月の吟を拾ふ」(出典:俳諧・其雪影(1772)蕪村序)
    2. [その他の文献]〔沈佺期‐芳樹楽府〕
  3. 花ガルタをもてあそぶこと。
    1. [初出の実例]「司法部内にて弄花の戯を為したる由は職務柄事実有り得可からざるに似たれども」(出典:東京日日新聞‐明治二五年(1892)四月三〇日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「弄花」の読み・字形・画数・意味

【弄花】ろうか(くわ)

花を楽しむ。また、手入れする。宋・陸游〔天彭牡丹譜、風俗記三〕(花は)最もの時にんなり。~最も陰相ひばする時を喜ぶ。之れを天と謂ふ。栽接剔治(てきち)、各其の法り。之れを弄と謂ふ。其の俗に、弄一年、看十日の語り。

字通「弄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android