弓削岡田村(読み)ゆうげおかだむら

日本歴史地名大系 「弓削岡田村」の解説

弓削岡田村
ゆうげおかだむら

[現在地名]鈴鹿市弓削ゆげ町・岡田おかだ町・平田ひらた一丁目

甲斐かい村の南方、低位段丘上に、西から弓削・岡田の二村が並ぶ。近世一村に扱うことが多い。承久二年(一二二〇)八月一六日付法眼某書状(「民経記」寛喜三年六月巻裏文書)に「伊勢国岡田庄役造内裏用途事(中略)但山門日吉社領事(下略)」とあり、領家が日吉社であることがわかる。正中二年(一三二五)の承鎮法親王附属状(三千院文書)では西南院領で、尊雲(護良親王)に譲られている。「満済准后日記」応永三三年(一四二六)八月一七日条には「勢州岡田事妙法院坊領也」とあるが、その後の伝領関係は不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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