デジタル大辞泉 「引きはこゆ」の意味・読み・例文・類語 ひき‐はこ・ゆ【引きはこゆ】 [動ヤ下二]衣服の裾をたくし上げ、腰揚げをゆったりさせる。「―・えたる男児をのこご」〈枕・一四四〉[補説]用例は能因本では「ひきはこへ」と、ハ行に活用している。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「引きはこゆ」の意味・読み・例文・類語 ひき‐はこ・ゆ【引はこゆ】 〘 他動詞 ヤ行下二段活用 〙 装束の裾を引きあげて、腰上(こしあげ)をゆったりとする。→はこゆ。[初出の実例]「ひきはこえたる男児、また、こはぎにて半靴(はうくゎ)はきたるなど」(出典:枕草子(10C終)一四四)引きはこゆの補助注記能因本ではすべて「ひきはこへ」と、ハ行になっている。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例