引き鐘(読み)ひきがね

精選版 日本国語大辞典 「引き鐘」の意味・読み・例文・類語

ひき‐がね【引鐘・引鉦】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 陣鐘(じんがね)一つ合戦軍勢を引きあげる合図に打ち鳴らす鐘。
    1. [初出の実例]「将の命令儼に、引(ひキ)鐘打って一時(いっとき)に、一人も残らず、引返す」(出典浄瑠璃仮名写安土問答(1780)三)
  2. [ 2 ] ( 引鐘 ) 「かねひき(鐘引)[ 二 ]」の別名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android