日本歴史地名大系 「引ノ越山」の解説 引ノ越山ひきのこしやま 青森県:東津軽郡平内町内童子村引ノ越山[現在地名]平内町内童子内童子(うちどうじ)集落の東北四〇〇メートルにある標高二六六・七メートルのコニーデ型の山で、ひときわ目立つ。寛政七年(一七九五)菅江真澄は「比岐之己志が嶽のそびえたる三角(さんかく)がたけの、不二の俤に霞み」(津軽の奥)と記した。姿形もよく、印象の深い山であり、また信仰の山で、旱魃の時には山にこもり雨乞なども行われたという(平内町史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報