精選版 日本国語大辞典「引纏」の解説
ひき‐まと・う ‥まとふ【引纏】
〘他ハ四〙
※成尋母集(1073頃)「暑きなどにも、単衣など身にひきまとひつつ」
② =ひきまとめる(引纏)
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉九「諸軍を引纏(ヒキマト)ひて板橋駅に着せらる」
ひき‐まつ・う ‥まつふ【引纏】
[1] 〘他ハ四〙 =ひきまとう(引纏)①
※御巫本日本紀私記(1428)神代上「結裳為袴〈毛遠比支万豆比弖波加万止(もをヒキマツヒてはかまと)〉」
[2] 〘他ハ下二〙 (一)に同じ。
※護摩蜜記長元八年点(1035)「五色の糸を曳縈(ヒキマツヘ)」
ひき‐まと・める【引纏】
〘他マ下一〙 ひきまと・む 〘他マ下二〙 集めまとめる。とりまとめる。ひきまとう。〔和英語林集成(初版)(1867)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報