引解(読み)ひっとき

精選版 日本国語大辞典 「引解」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐とき【引解】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 綿ぬきの着物。冬に用いた綿入れの綿を抜き、裏を引き解いて夏の単衣としたもの。ひきとき。
    1. [初出の実例]「綿貫 引解(ヒットキ) むかしは今のごとく四季折々の衣服なく、綿をぬきて袷とし、またときはなして解分衣といへり」(出典随筆・本朝世事談綺(1733)一)
  3. ひきときむすび(引解結)

ひき‐とき【引解】

  1. 〘 名詞 〙ひっとき(引解)
    1. [初出の実例]「洗濯の後は袷となるまでも先ひきときの引わかれぬる」(出典:狂歌・徳和歌後万載集(1785)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android