精選版 日本国語大辞典 「引詰」の意味・読み・例文・類語
ひき‐つ・める【引詰】
〘他マ下一〙 ひきつ・む 〘他マ下二〙
① 引っ張って、締めたり束ねたりする。また、いっぱいに引く。
※職人歌仙(17C中)「ねうちをば十三束にひきつめて」
② 手早く次々に矢を射る。絶え間なく矢を射かける。多く、「さしつめひきつめ」「さしとりひきつめ」の形で用いる。
※太平記(14C後)八「引攻(ツメ)引攻散々に射けるが」
③ 休む間もなく次々ととりはからう。
④ 深く思いこむ。
ひっ‐つめ【引詰】
〘名〙
ひっ‐つ・める【引詰】
〘他マ下一〙 「ひきつめる(引詰)」の変化した語。
※禅鳳雑談(1513頃)中「かやうにひっつめて、かい取ていい候事、いまだきかぬ事にて候」
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