弗素ソーダ魚眼石(読み)フッそソーダぎょがんせき

最新 地学事典 「弗素ソーダ魚眼石」の解説

フッそソーダぎょがんせき
弗素ソーダ魚眼石

fluorapophyllite-(Na)

化学組成NaCa4Si8O20F・8H2Oの鉱物直方晶系,空間群Pnnm,格子定数a0.8875nm, b0.8881, c1.579,単位格子中2分子含む。錐面の発達した短柱状〜粒状結晶。ガラス光沢,劈開面上では真珠光沢。劈開{010}完全,{110}不完全。硬度4.5〜5。比重2.30。淡黄褐〜褐黄色,条痕明灰白色。HClに溶解。二軸性正,屈折率α1.536, β1.538, γ1.544,2V(+)32°。r > v ,低干渉色。岡山県山宝鉱山の白色スカルン中に産し,ゼオフィル石・クスピディンなどと共生。ソーダ魚眼石とフッ素魚眼石(fluorapophyllite-(K))の間は直方─正方晶系変化を伴う擬固溶体を形成。加熱するとはげ落ちる物性(ギリシア語のapo(から離れて)とphyllon(葉))と化学組成にちなみ,松枝大治により命名。原記載の名称はnatroapophylliteであったが,のちにapophyllite-(NaF)と変更され,さらに現在の名称に再変更された。(IMA 1976-032)。参考文献H.Matsueda et al.(1981) Am. Min., Vol.66: 410

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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