弘三石(読み)こうぞうせき

最新 地学事典 「弘三石」の解説

こうぞうせき
弘三石

kozoite-(Nd)

化学組成Nd(CO3)(OH)の鉱物。直方晶系,空間群Pmcn,格子定数a0.49829nm, b0.85188, c0.72570,単位格子中4分子含む。極微小両錐菱面体結晶が母体のネオジムランタン石の自形結晶外形を残して板状に集合。ガラスから鈍光沢(粉末様)。劈開,硬度,不詳。比重4.77。淡紅紫~白色。二軸性,屈折率α1.698, γ1.780。顕著な複屈折,褐色~黄。佐賀県唐津市肥前町のアルカリ玄武岩中から木村石やネオジムランタン石を伴って発見された。アンキル石族の一員で,カルシオアンキル石と固溶体を成す。ネオジム水酸バストネス石の多形。名称は,希土類鉱物研究を先導した筑波大学教授長島弘三にちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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