弘宗王 ひろむねおう
?-? 平安時代前期の官吏。
承和(じょうわ)8年(841)従五位下。讃岐権守(さぬきのごんのかみ),大和守,左中弁などを歴任した。従四位下。讃岐の農民らの訴えにより囚禁されるが,藤原良相(よしみ)の上表に「治名あり。法網に罹(かか)るといえども,その才なきにあらず」と評された。貞観(じょうがん)7年(865)越前守(えちぜんのかみ)に就任,13年不正が発覚,すでに死去のため不問にされた。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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