強請取(読み)ねだれとる

精選版 日本国語大辞典 「強請取」の意味・読み・例文・類語

ねだれ‐と・る【強請取】

仮名草子・是楽物語(1655‐58)下「久介は、大分金子をねだれとりたるうへにも、猶中をさきたく思ひ」

ゆすり‐と・る【強請取】

〘他ラ五(四)〙 人をおどして金品などをむりやり取る。
談義本・地獄楽日記(1755)四「雨乞の時にも、ひどい金八百両といふものゆすり取(ト)られる」

ねだり‐と・る【強請取】

〘他ラ五(四)〙 ねだって取る。ゆすって取る。ねだれとる。
政談(1727頃)二「依奥方へも出入心易く仕掛て、一向に物をねだり取る」

もがり‐と・る【強請取】

〘他ラ四〙 ゆすってむりやりに取る。
※浄瑠璃・卯月の潤色(1707頃)中「着衣裳までももがりとり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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