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奥方 オクガタ

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デジタル大辞泉の解説

おく‐がた【奥方】


貴人の妻の敬称。夫人。
《「おくかた」とも》奥の間(ま)のほう。
「今日は―へ召され、姫君様よりお料理を下さるると承る」〈浄・反魂香
奥州方面。
「―に知召(しろしめ)したる人や御入り候」〈義経記・一〉

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大辞林 第三版の解説

おくがた【奥方】

身分のある人の妻の敬称。 「 -様のお出ましだ」
家の奥のほう。その家の主婦・子女などの生活する所。おくかた。 「今日は-へ召され/浄瑠璃・反魂香」
奥州おうしゆう方面。 「毎年奥州へ下る者にて候ふが、-にしろしめしたる人や御入り候ふ/義経記 1

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

奥方
おくがた

武家屋敷で、2000~3000石以上の場合は、表向きは男だけで、女性は奥向きで暮らした。この屋敷の構造から、奥向きの主宰者である妻の名を直接ささず、尊敬していったことばで、貴人の妻、夫人の意味になった。将軍の妻の呼称は御台所(みだいどころ)であるが、代替りになっても将軍宣下のないうちは御廉中(ごれんじゅう)と称され、これはまた三家三卿(きょう)の妻の呼称でもある。10万石以上の大名の妻は御前様(ごぜんさま)、それ以下が奥方で200石の旗本夫人までが含まれる。呼びかけは普通、奥方様である。[稲垣史生]

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世界大百科事典内の奥方の言及

【奥】より

…これは線的に延びるものの最も遠ざかった部分を表しており,巻物や書籍の奥書,奥付もそれに似た用法である。建築空間的には,奥城(おくつき),奥の間,大奥などがあり,夫人を意味する奥方(おくがた)や奥様(おくさま)は,桃山時代や江戸時代の大名屋敷で夫人の居住する部分が屋敷の背後の方に配置されていたことから生まれたと考えられる。そのほか平安時代には,時間的に将来を指しても奥が使われたが,現代ではそれに該当する例は見当たらない。…

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