強顔(読み)キョウガン

デジタル大辞泉 「強顔」の意味・読み・例文・類語

きょう‐がん〔キヤウ‐〕【強顔】

[名・形動]あつかましいこと。また、そのさま。厚顔
「この男の―なることよ」〈鴎外訳・即興詩人

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精選版 日本国語大辞典 「強顔」の意味・読み・例文・類語

きょう‐がんキャウ‥【強顔】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あつかましいこと。厚顔。鉄面皮。
    1. [初出の実例]「妄に神社に淫し、種々の阿諛強顔を尽して非理の利欲を貪る人あり」(出典:旧習一新(1875)〈増山守正〉上)
    2. [その他の文献]〔新序‐雑事二〕
  3. つれないこと。同情心のないこと。

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普及版 字通 「強顔」の読み・字形・画数・意味

【強顔】きよう(きやう)がん

あつかましい。漢・司馬遷〔任少(安)に報ずる書〕今~圜牆(ゑんしやう)(獄屋)の中に幽せらる。~以(すで)に是(ここ)に至るにんで、辱められずと言ふは、謂(いはゆる)強顏のみ。曷(なん)ぞ貴ぶに足らんや。

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