強首(読み)きょうしゅ(その他表記)Kang-su

改訂新版 世界大百科事典 「強首」の意味・わかりやすい解説

強首 (きょうしゅ)
Kang-su

朝鮮,7世紀の新羅文人生没年不詳。加羅(耶)系貴族の出身で,中原京忠州)の人。儒学にこころざして官途につき,新羅史上初の本格的な儒学者として薛聡(せつそう)とならび,文章にすぐれる。武烈王のとき唐から来た難解な国書を解読し,その答書をも書いて王の信任をえた。文武王代にわたる複雑な国際関係のなかで,巧みに外交文書をあやつり,新羅の三国統一に貢献した。
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