弾歌い(読み)ヒキウタイ

デジタル大辞泉 「弾歌い」の意味・読み・例文・類語

ひき‐うたい〔‐うたひ〕【弾(き)歌い/弾き唄い】

長唄などで、本来は唄と三味線を別の人が受け持つのに、それを一人で兼ねて演奏すること。→弾き語り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弾歌い」の意味・読み・例文・類語

ひき‐うたい‥うたひ【弾歌・弾唄】

  1. 〘 名詞 〙 歌い手が、自分で三味線などを弾きながら歌うこと。
    1. [初出の実例]「引うたひのなげも勤めとて昼まへより夜中過迄」(出典:浮世草子・西鶴置土産(1693)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android