彌し(読み)いよし

精選版 日本国語大辞典 「彌し」の意味・読み・例文・類語

いよ‐し【彌し】

  1. ( 「いよ」の「」を「し」と誤ったものとも、「し」は強めの助詞ともいう。また、「いよいよよし」の略とする説もあるが不明 )
  2. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「いよしも」の形で ) いよいよ。ますます。「いよしも変わらで…」とか、「いよしも変わらぬ御見」とか特定の句で手紙などに用いられたらしい。
    1. [初出の実例]「近年見え来りたる文章に、いよしもかはらでおはしまし候や、などとあり。此いよしもとはいかなる事にや、わきまへがたし。よく見れば、いよとつかふべきところに見えたり。此いよとをくりたるを、しの字によみなしてかく書来りけるや」(出典評判記色道大鏡(1678)九)
  3. [ 2 ] 〘 名詞 〙いよしごげん(彌御見)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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