御見(読み)ゴゲン

デジタル大辞泉 「御見」の意味・読み・例文・類語

ご‐げん【御見】

《「御見参」の略。「ごけん」とも》お目にかかること。御面会。江戸時代、主に遊女が用いた語。
せはしき―に枕も取らず」〈浮・万金丹・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御見」の意味・読み・例文・類語

ご‐げん【御見】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごけん」とも。「御見参」の略 ) お目にかかることを、主として女性、特に遊女がいう語。御面会。ごげんもじ。ごけもじ。おめもじ。
    1. [初出の実例]「あるは、いつまで御けんならぬとても」(出典:評判記・難波物語(1655))

お‐みえ【御見】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) 来ることを敬っていう語。おいで。おこし。
    1. [初出の実例]「光蔵や、小島さんがお見えだよ」(出典:若き日(1943)〈広津和郎〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「御見」の読み・字形・画数・意味

【御見】ぎよけん

天子寝所に侍る。〔後漢書、皇后上、和熹皇后紀〕后獨り素をけ、裝り無し。~見に當るに、輒(すなは)ち辭するに疾を以てす。

字通「御」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android