精選版 日本国語大辞典 「彌・益・重・転」の意味・読み・例文・類語
い‐や【彌・益・重・転】
① 事柄や状態がだんだんはなはだしくなるさまを表わす。いよいよ。ますます。
② 状態を意味する語に付いて、程度のはなはだしいさまを表わす。いちだんと。きわめて。「いやおこ」「いやさやしく」「いやたか」「いやとお」など。
※万葉(8C後)一・三六「此川の 絶ゆる事なく 此山の 彌(いや)高知らす 水激(みなそそく) 滝の宮処(みやこ)は 見れど飽かぬかも」
③ 程度が最もはなはだしいさまを表わす。また、物事を強めて言い表わす。最も。いちばん。まったく。ほんとに。「いやさき」「いやはし」「いやはて」など。
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