当も無い(読み)あてもない

精選版 日本国語大辞典 「当も無い」の意味・読み・例文・類語

あて【当】 も 無(な)

① (頼りにする目標がない意から) 頼みがいがない。また、頼りとする相手がいない。
※浄瑠璃・心中二枚絵草紙(1706頃)中「その上おまへはあてもない、花車や娘中居に迄、仕着(しきせ)をしてとらしょふと約束ばかりで参らぬ故」
② 何の役にもたたない。
黄表紙江戸生艷気樺焼(1785)上「両ほうの腕、指のまたまで二三十ほど、あてもなきほりものをし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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