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仕着 しきせ

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世界大百科事典 第2版の解説

しきせ【仕着】

四季施,為着とも書く。江戸時代,幕府が諸役人,例えば同朋,右筆,賄調役,数寄屋坊主などへ時候に応じて衣服を与えたこと,もしくは与えた衣服をいう。一部が代金で与えられる場合もあった。また商家や農家でも奉公人に仕着が与えられた。江戸時代の商家では,丁稚(でつち),小僧は12,13歳で雇い入れられたが,その後約10年間,元服して手代となるまでは給金は与えられず,仕着と食事および若干のこづかいが与えられるだけであった。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の仕着の言及

【制服】より

…多くの場合,その目的に応じて材質,色,付属品なども統一されている。制服には,季節に応じて主人が奉公人などに与えた衣服,〈仕着(しきせ)〉と共通性があるが,〈仕着〉には画一性が意識されていない点で大きく異なる。 制服のもたらす社会的機能としては,同一性,シンボル性,禁欲性の三つの要因が考えられる。…

【丁稚】より

…この時代になるとまず半人前とみなされ,荷造りそのほか荷物,金銭の授受など手代(てだい)の業務を手伝わせたが,なお家事の雑役をも兼ねた。主人は丁稚の衣食住はもとより,その教育,監督,病気の治療いっさいの責任を負う代りに,丁稚は無給で,ただ盆と正月の2回,主人から綿服,帯,じゅばん,前垂れ,下駄の仕着せと若干のこづかい銭を与えられるにすぎなかった。しかも酒,タバコは禁ぜられ,衣服は必ず木綿物を着,羽織の着用はとめられ,履物は雪駄,木履のほか,駒下駄,表つきの下駄を履くことを許されず,夜は業務の暇に読み書きそろばん,手習いをした。…

※「仕着」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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