当新田村(読み)とうしんでんむら

日本歴史地名大系 「当新田村」の解説

当新田村
とうしんでんむら

[現在地名]岡山市当新田

福田ふくだ村の西、ささ川の左岸にあり、南は児島こじま湾に面し、北は万倍まんばい村。承応三年(一六五四)新開の新田で(「池田家履歴略記」池田家文庫)、貞享年間(一六八四―八八)本村となった(備陽記)元禄郷帳(池田家文庫)では高九三三石余。「備陽記」によると田畑五九町四反余、家数二八・人数二〇八。文化年間の「岡山藩領手鑑」では直高二八五石余、蔵入。田高九〇八石余・畑高三六石余、家数六四、このうち米倉よねぐら村臨済宗常慶じようけい寺檀家二六、浜野はまの村日蓮宗松寿しようじゆ寺檀家一六、同妙法みようほう寺檀家四、城下二日市ふつかいち町同宗妙勝みようしよう寺檀家一五、城下磨屋とぎや町真言宗薬師院寺中弥勒院檀家二、備中中帯江なかおびえ(現倉敷市)同宗駕龍がりゆう寺檀家一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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