当麻山背墓(読み)たいまのやましろのはか

日本歴史地名大系 「当麻山背墓」の解説

当麻山背墓
たいまのやましろのはか

[現在地名]南淡町筒井

筒井つつい地区の北西端馬目うまめ山にある。当麻夫人墓ともいわれる。「延喜式」諸陵寮の陵墓条に「淡路墓」があり、「当麻氏、在淡路国三原郡、兆域東西二町、南北二町、守戸正丁五人」とある。当麻山背は上総守従五位上当麻老の娘で、舎人親王の妃となり、淡路廃帝(淳仁天皇)を生む。淳仁即位の日に正三位に叙せられたが(「続日本紀」天平宝字二年八月一日条)恵美押勝(藤原仲麻呂)の乱に関連して廃位された天皇とともに淡路に流された(同書同八年一〇月九日条など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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