コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

彝器 イキ

1件 の用語解説(彝器の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

い‐き【×彝器】

古代中国、殷周時代の祭祀(さいし)用の青銅器。祖先の宗廟(そうびょう)に常に供えた、釣鐘・鼎(かなえ)など。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の彝器の言及

【金石文】より

…このうち金属に刻した銘文が金文,石材に刻した銘文が石刻あるいは石刻文,両者を併せて金石文という。金文の中には兵器(戈,戟,矛,剣など)や度量衡(権,量,尺など)や貨幣などの銘文もあるが,主要なものは殷・周時代の彝器(いき)とよばれる青銅器の銘文である。彝器とは祖先の霊をまつったり賓客を饗応するときに使用する礼楽器のことで,食器(鼎,敦(たい)など),酒器(爵,尊など),水器(盤など),楽器(鐘(しよう)など)に大別される。…

【青銅器】より

…これらについてはそれぞれの項目に譲り,ここには詳論しない。
[殷代前期]
 中国の青銅器の中で最も入念に作られ,芸術的にも価値の高いものの多いのは,祭祀饗宴用の飲食用の器や楽器(彝器(いき)と総称される)であった。それらは土地とそれを耕作する農民を支配する共同体(族)の長が,祭祀(父祖の霊を招待してそれに饗応し,穀物の稔り,子孫の繁昌,長寿などを約束させる行事)に使用する道具であり,また一族と饗宴を行って共同体の結束を固める行事にも使用するたいせつな品物であった。…

【明器】より

二里頭遺跡)の墓からは,青銅器とともに青銅器をまねた陶器を出土することがあり,葬送用の明器がこの頃にはじまった可能性を示唆している。 殷・西周時代では青銅の彝器(いき)(祭祀・儀式用の炊事用器――鼎,鬲(れき),簋(き),あるいは飲食器――尊,爵,觚(こ))をまねた玉器,鉛器,陶器があり,また玉や鉛でかたどった戈や矛などの武器がある。玉製品が実用品を超越する貴重品であることを別にすれば,明器としての鉛器,陶器は,王や貴族の墓に比定され青銅器を副葬する大・中型墓よりも一段格式の低い小型墓に副葬される。…

※「彝器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

彝器の関連キーワード臼玉祭祀遺跡饕餮文祭祀祭祀相続祭祀大権私祭小祭中祭祭祀の承継

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

彝器の関連情報