形影相伴う(読み)ケイエイアイトモナウ

デジタル大辞泉 「形影相伴う」の意味・読み・例文・類語

形影けいえい相伴あいともな・う

形とその影のように、いつも一緒にいるさま。また、夫婦の仲がよいようす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「形影相伴う」の意味・読み・例文・類語

けいえい【形影】 相伴(あいともな)

形とその影がいつもいっしょであるように、夫婦などがむつまじくして離れないさま、人の仲のよい様子などをいう語。
※南国記(1910)〈竹越与三郎〉五「常に形影相伴ふが如く余と同行同宿し」

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故事成語を知る辞典 「形影相伴う」の解説

形影相伴う

夫婦や友人などが、いつも一緒にいることのたとえ。

[使用例] 軍に従いても形影相伴いて一つ屋根に暮したる因縁や、友よ、思うことありやなしや[阿川弘之*雲の墓標|1956]

[由来] 中国で古くから使われている表現から。たとえば、七~八世紀、唐王朝の時代の中国の詩人ちょうえつ漢詩に、「形影相追う、高くぶ鳥(つがいの鳥が、あるものとその影のように、お互いに離れないで高く飛んでいる)」という一節があります。日本では、「相伴う」の形が定着しています。

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