彦太郎畠村(読み)ひこたろうばたけむら

日本歴史地名大系 「彦太郎畠村」の解説

彦太郎畠村
ひこたろうばたけむら

[現在地名]津幡町彦太郎畠

笠池かさいけはら村の北西笠野かさの川源流の右岸山腹に位置。正保郷帳では高一三八石余、田方三町余・畑方六町二反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高一四〇石、免四ツ八歩、小物成は山役七三匁・綿役一匁(三箇国高物成帳)。享和二年(一八〇二)の河北郡引免根帳(林文書)によると村全体が棚田で水持悪く用水が乏しいとして、享保六年(一七二一)・天明元年(一七八一)に引免され、同八年には山崩れによる変地御償米代として引免を受けた。また享和二年には三ヵ年間一ツ六歩引免。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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