影之平村(読み)かげのひらむら

日本歴史地名大系 「影之平村」の解説

影之平村
かげのひらむら

[現在地名]三瓶町和泉いずみ

朝立あさだつ川上流域にある村。南は朝立浦・布理ぶり村に接する。宇和島藩領。もと朝立浦と一村であったが明暦三年(一六五七)吉田藩三万石分知の時、影之平村一二三石が宇和島藩領として残り、朝立浦の大部は吉田藩領となった。「弐墅截」の影之平村の項に、

<資料は省略されています>

と記されている。

大成郡録」に記された太閤検地の村高は一二三石、耕地面積の比率は田六七パーセント、畑三三パーセントであったが、寛文検地(寛文一〇―一二年)では村高一一六石一斗六升六合六勺六才、田三五パーセント、畑六五パーセントとなった。「弐墅截」によって寛文(一六六一―七三)頃の村の状態をみると、村柄「下」、田「中」、畑「中」、水掛り「吉」、鬮持制実施期(寛文一三年―寛保三年)の本百姓一人前耕地は田四反五畝二七歩、畑八反四畝二四歩、百姓数二六人のうち本百姓一六人、半百姓七人、四半百姓二人、庄屋一人となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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