大成郡録(読み)たいせいぐんろく

日本歴史地名大系 「大成郡録」の解説

大成郡録
たいせいぐんろく

一一巻

成立 宝永三年本(神尾外記運慧編)・宝暦七年本(高間八太夫編)

原本 伊達文化保存会

解説 両本とも宇和島藩の十組支配、すなわち御荘組津島組・御城下組・川原淵組・山奥組・野村組・山田組・多田組・矢野組・保内組に属する村落ごとに、天正・正保・寛文検地の村高・田畑、元禄九年の村高・本百姓数・田畑・物成・四色小物成・九色小役・千石夫、本茶・楮・竹・山役銀・柿渋、定夫食米・無税地・種子米・大豆・作食米、庄屋・組頭無役地、寺社鉄砲植木(桐・漆・桑・茶)・人数・人家・牛馬・網船・荷船・小船などの数量などを克明に記録した村明細帳の集成。付録として県名録・領境弁往録・伊予各城下への里数の三冊が加えられている。

活字本 近代史文庫宇和島研究会編「宇和島藩庁・伊達家史料」第一巻

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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