デジタル大辞泉 「大部」の意味・読み・例文・類語 たい‐ぶ【大部】 《「だいぶ」とも》1 一つの書物などの冊数や巻数の多いこと。また、そのページ数・紙数の多いこと。大冊。「大部の著作」「大部の書類」2 大部分。ほとんど全部。「火災により古記録の大部を失う」[類語]大著・大冊 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「大部」の意味・読み・例文・類語 たい‐ぶ【大部】 〘 名詞 〙 ( 「だいぶ」とも )① 書物の一部の冊数が多いこと。また、紙数・ページ数の多いこと。大冊。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「是れは中々大部(タイブ)なもので、日本の紙で凡そ三千枚ある」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉緒方の塾風)[その他の文献]〔梁高僧伝〕② 大部分。あらかた。[初出の実例]「競走は道具がなくてもまた誰にでも出来る者故学校の運動と来てはこれが大部をしむる也」(出典:筆まかせ(1884‐92)〈正岡子規〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例