彼式(読み)アレシキ

デジタル大辞泉 「彼式」の意味・読み・例文・類語

あれ‐しき【彼式】

[名]あのやり方。「彼式では人がついていかない」
[連語]《「しき」は副助詞》たかがあの程度。ほんのあれくらい。あれっぽっち。「彼式のことでを上げるな」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「彼式」の意味・読み・例文・類語

あれ‐しき【彼式】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「しき」は軽視すべき程度である意 ) たかがあれくらい。ほんのあの程度。あれしこ。あれしころ。
    1. [初出の実例]「是ほどといふ詞のかはりに〈略〉東国にて、是しき あれしきと云」(出典:物類称呼(1775)五)
  3. ( 「しき」はやり方の意 ) あのやりかた。あの様式
    1. [初出の実例]「土間へはひると、左手は馬小屋で〈略〉、圭吾の家もだいたいあれ式なのです」(出典:嘘(1946)〈太宰治〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android