待暫(読み)まてしばし

精選版 日本国語大辞典 「待暫」の意味・読み・例文・類語

まて‐しばし【待暫】

[1] 〘連語
① 他に対してしばらく待て、と命ずる語。
※新勅撰(1235)雑四・一二八八「伊勢の海のあまのまてがたまてしばしうらみになみのひまはなくとも〈藤原家隆〉」
② みずから反省して、自分行動をおさえる際にいう語。自分を抑制する語。
保元(1220頃か)中「まてしばし、〈略〉と思案して」
[2] 〘名〙 魚「みのかさご(蓑笠子)」の異名

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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