日本歴史地名大系 「律院村」の解説 律院村りちんむら 大分県:大分市旧大分市地区律院村[現在地名]大分市上野丘(うえのがおか)一―二丁目・金池南(かないけみなみ)一―二丁目・上野(うえの)上野丘台地の西部とその北部の一帯で、東は六坊(ろくぼう)村、西は太平寺(たいへいじ)村。地名は当地に金剛宝戒(こんごうほうかい)寺と号する律宗寺院があることによるとされる(大日本地名辞書)。同寺はもと羽屋(はや)付近にあったが、徳治二年(一三〇七)現在地に移転したという。正保郷帳に村名がみえ田高三三石余・畑高一〇九石余。笠和(かさわ)郷に所属。領主の変遷は駄原(だのはる)村に同じで、里郷古国府組。祇園社(現弥栄神社)と松坂(まつざか)八幡宮がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by