後の四つ(読み)ノチノヨツ

関連語 出典 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「後の四つ」の意味・読み・例文・類語

のち【後】 の 四(よ)

  1. 近世、吉原で引け時に拍子木を打って知らせる時刻。遊郭の一応の終業時刻が四つ(午後一〇時頃)とされていたのに対して、実際に終業する九つ(午後一二時頃)に四つとして打ったもの。引け四つ。
    1. [初出の実例]「後の四ツ三味線引きとあばた也」(出典:雑俳・柳多留‐一五(1780))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android