後ろ詰め(読み)ウシロヅメ

デジタル大辞泉 「後ろ詰め」の意味・読み・例文・類語

うしろ‐づめ【後ろ詰め】

先陣に続く後続軍勢予備として後方に配置する陣立て。ごづめ。
「千葉屋の寄せ手かしこを捨てて、ここの―をつと覚ゆるぞ」〈太平記・九〉
敵軍背後から攻めること。うしろぜめ。ごぜめ。
「家康公三千ばかりにて―をし給ひ、駿河勢を追ひ払ひ」〈甲陽軍鑑一六
背後にいて援助すること。また、その人。うしろだて。
「夢ながら其場にゆきて、―して残る所なくうちとめさせ」〈浮・武家義理・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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