…李攀竜(りはんりゆう)と交わって詩社を起こし,〈文は必ず西漢,詩は必ず盛唐〉という復古の主張は,たちまち一世を風靡し,多くの追随者を生んだ。李夢陽(りぼうよう),何景明らの前七子に対し,この李・王と謝榛(しやしん),呉維岳,梁有誉(りようゆうよ),呉国倫,徐中行を後七子と呼ぶ(七子)。万暦年間(1573‐1619)前半の20年を文壇に君臨し,絶大な影響力をもったが,晩年にはその作風はしだいに平淡におもむいた。…
…後漢末の〈建安の七子〉(建安文学)と明代の〈前七子〉〈後七子〉が有名。前七子は明の弘治年間(1488‐1505)に李東陽に抜擢(ばつてき)されて進士となり,正徳年間(1506‐21)に北京で活躍した李夢陽(りぼうよう),何景明,王九思,辺貢,康海,徐禎卿,王廷相の7人の文人である。…
…あたかも書道における往古のどの名筆を習うべきかの議論に似ている。 明の中期(16世紀前半)の李夢陽(りぼうよう),何景明らの前七子は唐詩の至上をとなえ,同じ世紀の後半李攀竜(りはんりゆう),王世貞らの後七子はその説をさらにおし進めた。《唐詩選》はこの派の教科書であった。…
※「後七子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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