後川中村(読み)しつかわなかむら

日本歴史地名大系 「後川中村」の解説

後川中村
しつかわなかむら

[現在地名]篠山市後川中

後川上村の南西にあり、羽束はつか川が流れる。正保郷帳に「後川中村」とみえ、田高一〇六石余・畠高一四石余。「丹波志」では余戸あまりべ郷のうちで、高一一七石余。天明三年(一七八三)の篠山領内高並家数人数里数記では八上組で、家数三七・人数一七二。「多紀郡明細記」によれば、山役米三石六斗余のほか薪二二荷余・瓦焼木一一束などを納め、家別四一・人別一九八、牛二五。元禄一二年(一六九九)摂津国境の相論が落着し、絵図を作成している(柏原自治会有文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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