後歌(読み)アトウタ

デジタル大辞泉 「後歌」の意味・読み・例文・類語

あと‐うた【後歌/後唄】

地歌箏曲そうきょく歌で、手事てごと(長い間奏)のあとに演奏される歌の部分手事が二か所あるときは、二つ目の手事のあとに演奏される部分。⇔前歌

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後歌」の意味・読み・例文・類語

あと‐うた【後歌】

  1. 〘 名詞 〙 箏曲地唄の手事(てごと)物で、手事(長い間奏)をはさんで、それより後に奏される歌。手事が二か所にある曲では、あとの手事の次に奏される歌。前の手事の次は中歌(なかうた)という。しまいうた。
    1. [初出の実例]「後歌にかかる前の最後の散らし一段も」(出典:残月(1941)〈内田百〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android