後生楽(読み)ゴショウラク

デジタル大辞泉 「後生楽」の意味・読み・例文・類語

ごしょう‐らく〔ゴシヤウ‐〕【後生楽】

[名・形動]
後生は安楽と思って安心すること。
心配事も苦にしないで、のんきなこと。また、そのさまや、そのような人。ののしったり、しかったりするときにもいう。「あの地震を知らないとは後生楽な人だ」

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「後生楽」の意味・読み・例文・類語

ごしょう‐らくゴシャウ‥【後生楽】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 来世は安楽であると思い、安心すること。
    1. [初出の実例]「先吹五常楽下官。以之可後生楽由称之」(出典吾妻鏡‐元暦元年(1184)四月二〇日)
  3. ( 形動 ) 物事にくよくよしないこと。何事にも楽観すること。のんきなこと。また、そのさまやその人。太平楽
    1. [初出の実例]「はなし鳥そばでほしがる後生楽」(出典:雑俳・柳多留‐五(1770))

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世界大百科事典(旧版)内の後生楽の言及

【五常楽】より

…四人舞で文(ぶん)ノ舞(平舞)。五聖楽,五性楽,後生楽とも書く。礼義楽,五塝楽ともいう。…

※「後生楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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